記事番号: 13-84
公開日 2021年12月03日
更新日 2024年09月13日
鏡やペットボトルで起こる『収れん火災』に注意!
日差しが部屋の奥まで届く冬場に多く発生しています。
収れん火災の仕組み
太陽からの光が何らかの物体により反射又は屈折し、これが1点に集まることを収れん現象といい、その場所に可燃物がある場合、熱が蓄積し発火に至る場合があります。この収れん現象によって火災に至ったものが収れん火災です。
過去に火災の原因となったもの
- 透明な球体(ガラス玉 スノードーム)
- 鏡
- 車に取り付けた吸盤
- 車のホイール
- 水の入ったペットボトルなど
- ピカピカの金属製調理用ボールなど
発生しやすい時期
太陽光が原因になるため、日差しの強い昼間、夏に発生しやすいと思うかもしれませんが実は太陽の高度が低く部屋の奥まで光が差し込む冬場、夕方に比較的多く発生しています。
予防対策
太陽光の差し込む範囲に集光するものを置かないように注意しましょう。出かける際はカーテンを閉めて室内に直接日光を入れないことなどが有効です。車内、家の周りも確認するなど気をつけることが大切です。
消防署にて実験した写真より
2021年2月 午前9時から10時30分まで消防署敷地内にて水4トンを充てんした丸いペットボトルを置き、太陽高度38度にて実施。
棒状の集光を確認。やがて煙出現。
部分的に強い集光部を確認。
熱画像装置にて周囲を測定。
焦点部分では200度前後であった。瞬間的に290度を超える時もあった。
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